撮影が終了して数日後、福岡(自宅)での撮影が行われた。
ファイナル出場選手のプロフィールの撮影だ。
何とお題として写真を撮影前日に渡されて造形の制作。徹夜です(疲)
たたでは終わらないTVチャンピオン!!
キツかったけど楽しんで撮影ができました。(カットされてたけど…)
撮影当日は11時から19時までびっしり撮影。
決勝への意気込みなど撮影するが、
結果は出た後なので演技しないといけない。
何度も撮影するがうまくいかない。
広島弁で少しはマシになったようだ。
生意気な事を言ってますが、演出有りですので誤解のないように(笑)
撮影でわざわさ福岡まで来て頂いてありがとうございました。
何度もファックスでやり取りした資料の一部を公開。放送では作っていない没アイデアなど多数あります。
最初は松井選手と宮里藍さんのラフを描きました。 ほとんど「松井選手」にする予定でした。
他、イチロー選手なども考えましたが、ワシがどこかで立体造型を見たことがあるものは外していきました。 スポーツだったらとにかく躍動感のある造型にしようと考えていました。
松井選手はジャストミートした瞬間をラフに描きましたが、後に振りぬいて遠くに飛ぶボールを目で追う感じに変えました。前者はジャストミートの緊張感。後者はかっ飛ばした開放感というので
後者にするつもりでした。
宮里藍さんのはスイングした後をイメージした。
視線は遠くを見る感じにして、森のリスが足元にいるラフ画です。ポイントは個性的な顔と躍動感のあるポーズ。
それから「おへそ」かな。
ゴルフ用品とかサングラスなどアイテムが多いので、
ディテールに凝ると10時間では無理かなと…。
躍動感の表現が出来そうだったので、とてもいい素材ででしたが 私がゴルフの知識がまったく無いので没に。
後に1回戦で垣口さんが「宮里 藍さん」を制作されたのでどんな感じに表現されるのか制作しながらも気になりました。
怒涛の1ヶ月半の足跡(南海キャンディーズのしずちゃん) |
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テーマが女性の場合の対応として「美人系・萌え系」タレントにはしない事にした。
そんな作品は全然作ってないので(寒河江さんは凄いです。そっくりです)
お笑いタレントさんにしたのはある意味「逃げ」かもしれないけど 冒険はできませんでした。でも、しずちゃんもとってもかわいいしキュートです。
はじめは山ちゃんも大きく作るラフを描きましたが、 山ちゃんはサブ的に小さく扱うことにしました。
実際10時間で2体作れるものかと不安でした。
温泉旅行ってのは、なんだかコンセプトが曖昧なので、
映画「フラガール」を観てからこっちに変えました。
はじめは楽屋まで作ってしずちゃんに関する小物を配置する事も考えていましたが、ジオラマになってしまい競技内容とは違うので放送された内容に変更しました。
(ジオラマにしたらたぶん間に合ってないですね…)
ファイナル2回戦の亀田興毅選手はお題が発表されてからザッと描いたラフです。
顔は1回戦のしずちゃんで歯までつくったのが評判がよかったので歯を見せるリクエストがありました。
本当は、食いしばった感じで歯は見せる予定ではなかった。
顔はちょっと似てなかったと反省。
菊地さんの方が似てました。
もっと少年のような顔にすればよかったなー(亀田くんごめんなさい)
やじろべいのギミックは気に入ってたが本当にできるのか不安でした。
思い通りに表現できたので満足してます。
ファイナル3回戦(最終戦)は「2006年日本の顔」の予定でした。
最初は「安部内閣総理大臣」にしました。「美しい国、日本。」をテーマに安部総理人形の後に立体的な日本列島を配置した造型にするつもりでした。
政治家の場合は、風刺も効いた作品が良いとは考えたのですが結構ストレートな表現です。
躍動感とか不安定な構図のものを作りたくなってきたので結局これは没にしました。
次に考えたのは「SHINJO選手」です。
今年最後なのでユニホーム姿を作りたかった。
優勝が決まりそうな時期にラフを描きました。
もちろん優勝してもらいたいので応援してました。
胴上げとしているシーンで足で立たない不安定な造型にしました。2足で立つ造形ばかりなのでこんなのも有りかと。
映画「スイングガールズ」のイノシシに追いかけられるシーンや、
シーモの「ルパン・ザ・ファイヤー」のPVでもあるチープストップモーションのようなイメージです。
バットやボール、帽子なども浮いている感じにしてSHINJOさんの軽快で爽やかな感じを表現。 すごく気に入っていたのですが諸事情で没になりました。
でも、この方向性を残して次のラフを考えました。
最終的にファイナル3回戦は
「オリエンタルラジオ」にしました。
「シャッキーン!」じゃなくて「しゃらくせー!」の方を切り取りました。
アッちゃんが殴って相方が飛んでいく。服はその場に残り、パンツ一丁で(笑)
浮遊感、殴られた表情などがうまく表現できたら面白くなりそうな予感がしました。
10時間の時間配分もわかってきたので2体でも問題ないと思っていましたが、残念ながら作る機会はありませんでした。
これでホントに終わりです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。 |