
2006年11月30日(木)放送の
「TVチャンピオン2-そっくり人形職人選手権-」に出場して参りました。
なかなか出来ない体験なので記述しておきます。
収録は2006年10月下旬〜11月上旬でした。
オンエアの内容は公式サイトにて
今年最大のサプライズのはじまり |
2006/09/05
|
2005年12月中旬に1つのメールが届いた。
テレビ東京「TVチャンピオン」のリサーチ…。
番組のことでご相談…。 出場依頼なのか?
よくわからないメールだった。
とりあえず連絡先へ確認の電話を入れる。
ワシのHPの作品を見ての連絡だっだ。
出場した場合、どれぐらいの時間で作品が作れるものかなどを聞かれる。 何だ?ワシが「TVチャンピオン」に出れるの? ホントに!!
期待と不安の交錯する日々を過ごしていたが… その後、連絡はなかった。
そして2006年9月、忘れた頃に突然の連絡。
そんな日にかぎってケータイを会社に忘れてしまう。
自宅への電話だった。 やっと「立体似顔絵人形選手権」をおこなうとの事。
今度は本当のオファになるのか? 再度、ワシの情報を電話で確認をされた。
後でリサーチ用紙を送るということで電話を終えた。
メールでリサーチ用紙が届くと早速記入した。
丁寧に慎重に、真面目過ぎるかなー、ちょっとはふざけた方がいいのか? とにかく本当の事を書けるだけ書いた。
それから何度かケータイに連絡があり具体的な内容を話すものの、 「出場してください」とは言われない。
(後で思ったがリサーチ会社は候補者人選のみなのね)
前回がぬか喜びだったので確定するまでは伏せておくつもりだったが、仕事関係者には状況を説明。
子供たちは、「学校の友達に話していいか?」と詰めよってきた。 出場が決まって収録後からでも時間があるから今はまだダメ!!
釘を押しておいた。
妻は開口一番、「自宅の撮影はダメよ。子供の顔も出せないから!」
家庭を守る妻としては当然な反応。でも少しは喜んでよ〜。
さて、ホントに出場できるのか?
そっくり人形の第一人者といえば、やはり山本淳一さんです。
ニュースステーション(テレビ朝日)で久米さんの前に置かれた
政治家造形などでお馴染み。
山本さんによって「そっくり人形」が始ったと言ってもいいのではないかな。
他にもちょっと考えれば何人かのクリエイターが出てくる。
そんな人達と競えたら嬉しいけど怖くもある。
とんでもない状況に置かれてる気もしてきた。ワシが出てもいいのか…。
電話があり、アンケートの内容をひとつひとつ確認。
正直に書いておいてよかった!
具体的にスポーツ選手・大物タレントで誰を作りたいか聞かれたのだが、
すぐには思いつかない。後でまとめて返答することにした。
ここまで具体的な話をしながら、まだ正式には出場が決まったわけではない。
どーなっちゃうのだろー?
作るお題や材料購入など準備時間はほしいが、
見切り発車で行動はできない。 連絡を待つしかない。
立体似顔絵造形…、何を作ろう? |
2006/09/18
|
考えたあげく、下記のリストを送った。
誰のそっくり人形を作るかも重要だ。
小学生の息子に聞くと”TVチャンピオン”は人気があるそうだ。
だったら子供たちも知っているであろう人物像をリストアップしてみた。
★宮里 藍(ゴルフ)
松井秀喜(メジャーリーグ)
浅田真央(フィギュアスケート)
★児玉清と博多華丸 (大物と若手・今年が旬!?)
南海キャンデーズ (CM好感度TOPのしずちゃんは大物?)
みのもんた (超大物です)
アンガールズ (24時間も走って大物仲間入り?)
宮里 藍のような女性ものはそんなに作ってないので、このチョイスは冒険ではある。
ゴジラ松井は完成図がパッとイメージできたが、逆にイメージできないものの方が
面白いかもしれない。
児玉清と博多華丸は今年話題の人なので造形にしてみるのも面白い。
この中でいちばん作りやすいのは”みのもんた”かな。
個性的なキャラをテーマにセレクトしてみました。
以上のリストを返信したが さて、どうなるのやら…。
あれから連絡がない。 もしかして選考から漏れてしまったのか…。
とりあえず、制作リストに記述したスポーツ選手、
タレントの画像情報を集めたりしている。
遂にTVチャンピオンの番組制作会社から
ケータイに連絡がキターーーー!
もろもろ詳細を聞いた。
4人出場で1回戦は1対1で造形バトル。
残った2人がファイナル決勝。
詳細は資料を送るという事でメールを待つ。
すごく限られた時間(10分とか)で制作する構想もあるそうだ。 うーん、似顔絵を描くならそれでもいいけど、 立体造形となるとある程度割切らないと出来ないだろう。
あっ、でもココまで具体的なお話があっても出場決定ではないのです。
ここまで聞いちゃったらもう出たいよー!! 後日、またケータイで打ち合わせの予定。
お願いだ、出させてください。お願いします!!
番組制作スタッフの方が、近々、福岡のワシの制作現場を見に来られることになった。
自宅の撮影なのか?
制限時間内に制作できるか実践してみる必要がある。
さっそく、いろんな材料を仕入れてきた。
温度調整付きオーブンも購入。これで制作時間は短縮できるだろう。
さあ、やりまっせ!
わざわざ福岡まで、番組制作会社の方が来られた。自宅で打ち合わせ。
ほんとこんな遠いトコロまでありがとうございます。
予定している競技内容、他の出演候補の方など、今まで聞いていない
情報が出てくる出てくる…。
フィギュア王の寒河江さんも出られるそうだ。
丁度、その放送分を見ていたので弱気になる。
「ワシなんかが出ていいのか…?」
1回戦で対戦したくないなー。まちがいなく強い。
そっくりな造形に「ストーリー性」や 「意外性」のスパイスの効いた作品を
作られるので普通に作ったらダメだろう。
競技のひとつに10分早作りを企画されている。
試しにと即興で作ることになった。粘土は使い慣れたモノではない。
10分って短い。顔ぐらいしか出来なかった。
スタッフの方が帰られた後、どっと疲れを感じた。
本番だとどうなっちゃうのか?
夜に電話。正式に出場者が決まった。
待ちに待った「出場お願いします」を聞くことが出来た。
詳細については後日連絡がある。
聞いていた内容から変更点があるらしい。
さあ、やりまっせ!!
出れるだけでもスゲーことなんだから!
誰でも出れるわけじゃない。それも職人モノ。 いい経験になりそうだ。
武者震いをした夜、「デッドライジング」でソンビと戯れるいけもっこ・リーでした(笑)
連休のうち土日は全てTVチャンピオン。
何を作るか、どんな造形かラフスケッチをFAXで送り打ち合わせる。
決勝に残れば10分早作りがある。
これはもうぶっつけ本番でやってみるしかない。
とりあえずは1回戦の準備を進めることにする。
出場が決まってからほとんど毎日、
電話、メール、FAXでの打ち合わせの日々…。
寝床に入るのがAM4:00ってことも
珍しくない日々を過ごす。
出場が決まった時点ですでにもう始まっているのだ。
収録のための前準備も大変。
あれもいる、これもコレも…。
1回戦の対戦テーマも最終の最後で変更などもあったり
(うぉぉぉぉ!)
制作に必要な材料を山本文房堂
(いつもお世話になってます!)でまとめて購入。
もう後は行くしかない。 いざ東京へ!
TVチャンピオン2〜そっくり人形職人選手権〜収録へ→ |