『ゾンビ』(1978)から、
ロジャー(俳優:デビッド・エンゲ)ゾンビを制作。 SWAT隊員ロジャーとピーターはスティーブンたちと合流しヘリコプターで空へ。
巨大ショッピング・センターにたどり着く。施設内のゾンビを排除しトラックで出入口をふさぐ作戦中にゾンビに噛まれてしまう。
次第に弱っていくロジャー。死の間際にピーターと話す。
『たのむぞピーター、俺が死んだ後の始末を…、
やつらの仲間入りはご免だ。俺がよみがえったら撃て。
よみがえらないように頑張る。必死になって…、頑張る』
しかし、ロジャーはよみがえりピーターに撃たれてしまう…。
造形はロジャーがよみがえる悲しいシーンを表現しました。 |
生え際が後退しているけどカッコイイんだよね。
ブッシュの若い頃を思わす顔、時折みせるクールな表情がトム・クルーズと被る。
序盤のSWATとして任務を遂行する姿は頼りになるように見えるが次第に崩壊していくのがわかる。
人としての弱さを見せれくれるロジャーを見事に演じているので、最期のシーンはとても切ない。
造形はやつれた表情。顔のしわも深く実年齢よりもふけている特殊メイクを忠実に再現。 |
腕には時計、噛まれた腕の手当てをした包帯を忠実に再現した。後で気付いたが、映画では薬指に指輪をしていた。既に塗装済みだったので指輪を再現できなかったのが心残りだ。
塗装は『ゾンビ塗り』でドス黒い皮膚にした。 ストーリーの中で生きていた人間が感情の無い「生きる屍」になる事に哀愁を感じる。
『ゾンビ』は登場人物の感情描写、社会風刺、目をそらしてしまうカニバル(人肉食)シーン、俳優の演技も素晴らしい。
ゾンビ映画で傑作として語られるのも当然だ。
(2004年制作) |
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